青く透き通る海原へ 竹ケ島でシーカヤック体験

シーカヤックのメイン画像

 徳島県の最南端・海陽町の沖合に浮かぶ「竹ヶ島」。その周辺海域は竹ヶ島海域公園に指定されており、“南海の宝石”とよばれるほどの美しい景観を誇っています。そんな自然を堪能できるシーカヤックをご紹介します。

実際にシーカヤック体験に挑戦!

マリンジャムの画像

写真左:マリンジャムは竹ケ島におけるマリンスポーツのベース基地。写真右:カヤックでの注意点などを事前に説明してくれる

 

 竹ケ島周辺の海は透明度が高く、暖かい黒潮が流れていることから、豊かな海洋生態系が育まれていることで知られています。また、入江で波が穏やかなため、マリンスポーツをするのにも最適。なかでも人気なのが、青い大海原をのんびり海上散歩できるシーカヤックです。

 シーカヤック体験を受け付けているのは、海のそばに立つ海洋自然博物館「マリンジャム」。5月上旬から9月末まで行っており、小学校5年生から参加可能。激しい運動ではないですが、水着を着用し濡れてもよい格好を用意するのがおすすめです。

  シーカヤック体験レクチャーの画像

写真左:漕ぎ方のコツも丁寧にレクチャー。 写真右:出航の際はスタッフが手伝ってくれるので安心

 

 まずは、インストラクターに海での注意事項やオールの使い方のレクチャーを受けます。丁寧に教えてもらえるので、初心者でも安心して参加できます。カヤックは1人用だけでなく、2人用もあるので友達や家族と一緒に乗船可能です。

  シーカヤック体験の画像1

写真:波穏やかな入江を進む様子。カヤックの上は開放感抜群で日常の疲れをリフレッシュできる

 

 レクチャーのあとは、いざ大海原へ。習った漕ぎ方を実践すると、案外カヤックはスイスイと進みます。

  シーカヤック体験の画像2

写真左上:まれに転覆することがあるので、ライフジャケットは要着用。写真左下:カヤックは水面からの距離が近いのも特徴。写真右:竹ケ島ならではの青く透き通った海

 

 全1時間30分の“水床湾コース”は、リアス式海岸の美しい景観を持つ水床湾のサビ島などをぐるっと周ります。

 天気のよい日には、海中のカラフルな熱帯魚や群生するサンゴ礁をカヤックに乗ったまま見られることも。なかでも、竹ヶ島海域公園が世界最北端の生息地である“エダミドリイシサンゴ”を見ることができればラッキーです。シーカヤックを楽しんだあとは、美しい自然をバックに、思い出に残る写真を撮りましょう。

サンゴや熱帯魚を観察できる海中クルーズにも注目

海中観光船ブルーマリンの画像

写真上:ブルーマリンは9~16時の間、1時間に1便運航。 写真左下:ガラス張りの特殊な船内から美しい海を見ることができる。 写真右下:エダミドリイシサンゴに群生する熱帯魚

 

 透き通る海の美しさをさらに体験したいなら「海中観光船 ブルーマリン」もおすすめです。

 こちらは竹ヶ島海域公園を約45分かけて一周するクルージングで、小さな子どもでも参加可能。船内のガラス張りの海中展望室からサンゴ礁の群生やクマノミなど熱帯魚を観察できるほか、同乗するガイドが宍喰の海に住んでいる生物やその豆知識を解説してくれます。

 

 竹ケ島ではほかにもシュノーケリングやSUP(スタンドアップパドル)などのマリンアクティビティも楽しめます。ぜひファミリーやグループで訪れて、美しい海を満喫してください!

※掲載の料金や内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますのでご了承ください。

このルポで訪れたスポットはこちら

・シーカヤック(海陽町)

・水床湾

・海中観光船 ブルーマリン