【ライターがオススメする徳島県】vol.04 なかはなかなかいいいなか!子どもと一緒にでかけたい那賀町満喫コース

山間のまち、那賀町。阿波人形浄瑠璃を上演するための野外ステージ「農村舞台」の数は全国最多!木頭ゆず、相生晩茶などの特産品もあり、近年はドローンによるまちおこしにも力を入れていて、ドローン撮影を楽しめるスポットをまとめた「那賀町ドローンマップ」を作成したり、企業とタイアップした実証実験も行ったりしています。

那賀町は桜の名所も数多く、川口ダム周辺もそのひとつ。3月下旬~4月上旬にかけて鮮やかに咲き誇った桜が、水面にも映り、美しい光景が広がります。日没後の18:30頃~22:00のライトアップでは、昼間と趣の異なる幻想的な雰囲気も楽しめます。

自然エネルギーによる発電の仕組みを遊びながら学ぶ
川口ダム自然エネルギーミュージアム

川口ダムに隣接する「川口ダム自然エネルギーミュージアム」は、楽しみながら自然エネルギーについて学べる施設。ミュージアム内の環境学習室ではコミュニケーションロボットとの会話を楽しめたり、VRゴーグルを使って川口ダムや発電所内部を探検したりすることもできます。

映像展示室は、徳島出身の猪子寿之さんが代表をつとめるアーティスト集団「チームラボ」が手掛けたデジタルアート「お絵かきスマートタウン」を体験できます。室内に置いてある車やバス、UFOなど好きな絵を選んで色を塗り、画像を読み込むと、スクリーンに自分が描いた乗り物が現れ、動き出します!スクリーンのカエルにタッチすると雨が降ったり、木に触ると風が吹いたり、アクションによって街の様子まで変わり、水力発電、太陽光発電、風力発電などの自然エネルギーによる発電の仕組みを遊びながら学べる仕組みになっています。
週末には工作教室など様々なイベントも行っていますので、イベントカレンダーをチェックして出かけてみてください。

川口ダム自然エネルギーミュージアム

見学だけもでもOK
乗馬体験ができるクラブコルツ

馬とふれあうことができる「クラブコルツ」。スタッフが馬をひいてくれるので、初めてでも安心。1人乗りは小学生以上ですが、小さい子も大人と一緒ならOK。年齢を問わず乗馬体験を楽しめます。
上手に乗るポイントは、馬と仲良くなること。エサをあげてふれあい、動物と気持ちを通わすことも大事。馬に乗ったら視線を上げて堂々と乗ることで、自信もつき、子どもの情操教育にも役立つのだとか。乗馬は体幹トレーニングにも最適で、骨盤底筋などインナーマッスルも鍛えられます。

場内騎乗だけでなく、ミニレッスンを受ければ外乗も可能。四季折々の景観を楽しみながら、並足で林道を散歩できます。乗馬用ヘルメットや手袋などの貸出しも行っていますが、衛生面など気になる人は自分のヘルメット(自転車用など)や軍手などを持参してください。
見学だけもOKですが、事前予約が必要です。

クラブコルツ

木とふれあい、木に学ぶ「木育」を体感できる
那賀町山のおもちゃ美術館

2023年3月11日に誕生した「那賀町山のおもちゃ美術館」。東京都新宿区四谷にある「東京おもちゃ美術館」の姉妹館で、多世代交流、地域文化の継承と木育推進、地域コミュニティの形成などを目的とした施設です。全国各地にその土地の風土をいかした「おもちゃ美術館」があるのですが、「那賀町山のおもちゃ美術館」は定番の木のたまごプールに加え、林業体験やユズの収穫体験、那賀町特産のあめご(木製)釣り、「ちゃつみひろば」では相生晩茶の茶摘み体験もできます。

また特定非営利活動法人日本グッド・トイ委員会が認定した優れたおもちゃを集めた「グッド・トイひろば」には、子どもたちの感性を養うおもちゃが充実。お得な年間パスポートもあり。ワークショップやイベントも定期開催しています。

町域の95%が森林という那賀町。古くから林業で栄えてきた町の魅力と自然の豊かさをご家族でぜひ体感してください。

那賀町山のおもちゃ美術館

飛田久美仔

フリーランスのエディター&ライター。広報誌や記念誌、チラシ、パンフレットなどの制作業務を通じて得た経験をもとに、企業やNPO向けの広報戦略セミナー、中高大学生向けのライティングセミナーも行っている。