はやわかり徳島 

 旅のプランニングは基本情報を押さえるところから。まずは徳島県の位置関係や各エリアのみどころを事前にチェックしておきましょう!

Q.徳島ってどこにあるの?

徳島県の位置関係図

 徳島県は四国の東側に位置し、東西107.37km、南北79.03kmの大きさです。県庁所在地は徳島市で、南を高知県、北は香川県と県境を接しており、東には太平洋の大海原が広がっています。兵庫県の淡路島と大鳴門橋で結ばれており、本州から車移動する場合の四国の玄関口といった役割も果たしています。

 大阪・兵庫などから日帰り圏内とアクセスが良く、その奥に広がる山・川・海のスケールの大きな「自然」と、その恩恵を受けた「食」や「文化」、「景色」など、徳島ならではの魅力を体感しにお越しください。

多彩な交通手段があり、全国各地からアクセスできます

 徳島県へは航空便、電車、車、高速バス、フェリーとさまざまな交通手段があります。徳島阿波おどり空港への直行便は、東京(羽田)と福岡の2路線あり、それぞれ約1時間10分で移動できます。

 大阪から車や高速バスで神戸淡路鳴門自動車道を通り、約2時間30分と関西圏からも身近な場所です。また、岡山からは瀬戸大橋を通り、瀬戸中央自動車道を経由し約2時間ほど。

 東京、北九州、和歌山から徳島港へのフェリーも運航しています。県内の移動は車がおすすめです。徳島駅、阿南駅、阿波池田駅には、駅レンタカー営業所もあるので、こちらを利用するのも便利です。

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Q.徳島にはどんなエリアがあるの?

東部・南部・西部の位置関係図

 徳島県は、大鳴門橋を渡ってすぐの鳴門市や、県庁所在地である徳島市などがある「東部」、太平洋に面しており美しい海岸線が続く「南部」、スケールの大きな渓谷や山々が広がる「西部」の3エリアに分かれています。

 3エリアはそれぞれ楽しめることが異なるので、おでかけ前にエリアごとの特徴や位置関係をチェックしておきましょう。

東部のお楽しみ

鳴門の渦潮・大塚国際美術館・阿波おどりの画像

写真左上:渦潮の直径は最大時には20mにも達する。 写真左下:現地の空間ごと再現した、大塚国際美術館の「スクロヴェーニ礼拝堂壁画」。 写真右:祭り当日は町中が阿波おどり一色に

 

 徳島県といえば、約400年の歴史を誇る伝統芸能「阿波おどり」。夏になると県内各地で行われますが、なかでも毎年8月12~15日に開催される徳島市の「阿波おどり」は、100万人以上を動員する県下最大級のイベントとして知られています。

 みどころとしては、世界三大潮流の一つでもある「鳴門の渦潮」、世界中の名画約1000点を原寸大で再現し展示する「大塚国際美術館」は欠かせません。また、伝統工芸である「阿波藍」「阿波和紙」にふれられる施設が多いのも東部エリアの特徴です。

 全国的にも有名な「徳島ラーメン」などのグルメや、「鳴門鯛」「鳴門わかめ」「なると金時」などのブランド食材も充実しています。

南部のお楽しみ

蒲生田岬・日和佐うみがめ博物館カレッタ・竹ヶ島海域公園の画像

写真左:蒲生田岬に立つ灯台からは、見渡す限りの水平線を一望できる。 写真右上:日和佐うみがめ博物館カレッタでは元気に泳ぐうみがめを間近で観察できる。 写真右下:コバルトブルーの海を進むシーカヤック

 

 広大な大海原を眺めることができる四国最東端の「蒲生田岬」や、うみがめの産卵地として知られる「大浜海岸」など、海の魅力を堪能できるスポットが集まる南部。大浜海岸には世界的にも珍しいうみがめ専門の博物館「日和佐うみがめ博物館カレッタ」があり、時期を問わずうみがめと出会うことができます。

 また、シーカヤックやサーフィン、スキューバダイビングなどのマリンスポーツも盛ん。波穏やかな「竹ヶ島海域公園」では、誰でも気軽に挑戦できるシーカヤック体験が人気です。

 海の幸も豊富に獲れるため、アワビ、サザエなどを炭火で豪快に味わう「海賊焼」とよばれるグルメもあります。

西部のお楽しみ

祖谷のかずら橋・大歩危峡・剣山の画像

写真左:かずら橋を渡ってみると、踏板のすき間から川面がのぞきスリル満点! 写真右上:奇岩や巨岩が連なる大渓谷を進む「大歩危峡観光遊覧船」。 写真右下:なだらかな山並みが続く剣山

  

 四国最大級の河川である吉野川の上流に位置し、1000m級の山々がそびえる西部には、吉野川の激流が生んだ渓谷「大歩危・小歩危」、カズラで編み込まれた吊り橋「祖谷のかずら橋」など、自然を満喫できる絶景スポットが集まっています。なかでも祖谷地区の周辺には、渓谷美を眺めながら浸かれる温泉、吉野川の激流を生かしたラフティング、郷土料理の「祖谷そば」など、絶景のほかにも多彩な魅力が揃っています。

 また、西部のシンボルともいえるのが、西日本で2番目の高さを誇る「剣山」。標高1955mながら、頂上付近まで登山リフトで気軽にアクセスでき、トレッキングコースも整備されているため、登山ビギナーにもおすすめです。