世界に誇る伝統芸能 阿波おどりを一年中楽しむ

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徳島県といえば、全国的に有名な阿波おどり! 夏本番以外でもその魅力を堪能できる「阿波おどり会館」では、一年中阿波おどりの実演が楽しめるほか、祭りの歴史を学べる展示や、おみやげフロアも充実しています。

踊らにゃソンソン!一緒に踊れる公演タイム

阿波おどり会館 阿波おどりホールの画像1

写真上:舞台上で激しく動き回る男踊りと、優美で美しい女踊りのコントラストが見事! 写真左下:女性は編笠をかぶって踊るのが一般的なスタイル。 写真右下:阿波おどり会館の専属連が見事な踊りを見せてくれる

 

徳島市にある「阿波おどり会館」は、徳島が誇る伝統芸能・阿波おどりの魅力を発信することを目的とした施設。5階建てのビルの中には、阿波おどりにまつわる多彩なフロアが揃っています。なかでも人気なのが、阿波おどりの公演を行う「阿波おどりホール」です。

阿波おどりは、男踊り、女踊り、鳴り物などで構成された「連」とよばれるグループ単位で踊ります。こちらのホールでは1日4回、阿波おどり会館専属の連が、躍動感あふれる男踊りや優美な女踊りを目の前で披露してくれます。阿波おどりの歴史・変遷や鳴り物について解説してくれるコーナーなどもあり、約40分の公演中は一時も目が離せません。

 また、毎晩20時からは日替わりの有名連による「夜のおどり」も開催されています。

  阿波おどり会館 阿波おどりホールの画像2

写真上:見よう見まねで踊っているうちに、いつの間にか形になってくるから大丈夫!  写真下:参加者の中で優秀な踊り手は表彰状や記念品がもらえる

 

公演の後半には、観客が参加できるコーナーも用意されています。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」の言葉通り、最後は自分自身で踊ってみてこそ、その楽しさが実感できるというもの。

基本の踊り方をわかりやすく指導してもらったら、いざステージへ。踊り手と一緒に阿波おどりを心ゆくまで踊ってみましょう!

歴史が学べるミュージアムやショップにも注目

阿波おどり会館 阿波おどりミュージアムの画像1

写真上:阿波おどりの歴史を学べるパネル展示。 写真左下:阿波おどり会館の最上階は眉山ロープウェイの発着場でもある。写真右下:ミュージアム入口に展示されている人形はフォトスポットとしても人気

 

お楽しみは、公演だけではありません。3階にある「阿波おどりミュージアム」では、パネルや資料などのさまざまな展示物を通じて、阿波おどりの歴史を学ぶことができます。

徳島城下で始まった盆踊りが、江戸時代~現代まで綿々と続く中で、どのようにして現在の阿波おどりの形にまで発展してきたのかなどを知ると、実際に見たり、踊ったりする時に、より深く楽しむことができるようになるかもしれません。

  阿波おどり会館 阿波おどりミュージアムの画像2

写真左:精巧に作られたジオラマは、当時の賑わいの様子を今に伝えている。 写真右:3D眼鏡をかけてモニターを見ると、踊り手たちが目の前に飛び出してくるような迫力を体感できる

 

ほかにも「阿波おどりミュージアム」には、昔の阿波おどりの様子を再現したジオラマや、今と昔の鳴り物を並べて比較展示するコーナー、阿波おどりを迫力満点の立体映像で楽しめる「阿波おどり3Dシアター」など人気のコーナーが目白押しです。

  阿波おどり会館 あるでよ徳島の画像

写真上:編笠、下駄、印籠のほか、法被やハチマキなどが揃う。 写真左下:地元食材を使ったお菓子も並ぶ人気コーナー。 写真右下:「あるでよ」(ありますよ)の名の通り、県下最大級の品揃え

 

 1階には、鳴門わかめや、なると金時、すだちなど徳島県全域の名産品や、藍染めや阿波和紙などの伝統工芸の商品を販売する徳島県物産観光交流プラザ「あるでよ徳島」も入っています。編笠や下駄、印籠などの阿波おどり関連グッズも品揃え豊富なので、記念に買って帰るのもおすすめです。

 

「阿波おどり会館」はJR徳島駅から徒歩10分。アクセスもしやすいのでぜひ気軽に、世界に誇る阿波おどりの魅力を体験しにきてください!

※掲載内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますのでご了承ください。

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